あまりにも高校生に戻りたくてタイムリープする妄想を二時間位してたら当たり前の事に気づいた
死に起きです。
僕は妄想が大好きだ。
現実では歯の立たなかった相手を脳内でボコボコにするときは最高に気持ちが良い。
脳内物質がバンバン出ているのを感じる。
まあ結局、妄想なんて負け犬の娯楽なのだけど、その妄想の定番といえば…
そう、タイムリープ!
画像の意味がわからない?
アトムハートの秘密で検索するんだ。このゲームのストーリーは素晴らしいぞ。
わかりづらい?じゃあこっちかな・・・
時を遡る、というのは全人類の夢であると言っても過言ではないだろう。
タイムリープを話の軸にする物語も多いし。
そしてたいてい遡る先は、学生時代……主に高校時代である。
日常系に限らず、昨今のアニメの舞台が高校であることが本当に多い。
理由は話すまでもないだろうが、要は高校生は青春の全盛だからだ。
中小学生はもちろん、既にそれを経験したはずのいい大人でさえも、高校生という存在に夢を馳せる。
日本人にとって、高校は本当に大きな存在であることが分かる。
それは僕も例外でなく、やはり過ぎ去った高校生活に…悔いというか…ともかく戻りたいという気持ちは捨てきれていない。
所謂青春コンプレックスというやつなのだろう。
高校どころか大学でさえも一度も彼女の出来なかった僕にとって、青春という存在は都市伝説的なものになりつつある。
◆本題
そんなわけで、この前僕は本気でタイムリープする妄想をしたのだ。
本気で。確か二時間くらいかけたと思う。
その時は昼夜逆転生活のおかげでどうにも眠れず、頭にもノイズが入って無心にもなれなかったから、とにかく本気でも妄想してやろうと思ったのだ。
もう設定とか超適当。
朝起きたら高校生になってて、学校行ったらその日は高校一年の初登校日で、周りのみんなは俺は知ってるけどみんなからすれば初対面で、みんなすごく幼くて。
でまあ、実際の高校一年の俺は今に比べたらくっそダサくてまさに陰キャラ。
上手く話すことも出来なくて、空気の読めなさから周りから浮いていた。
今はそれからまだマシになったから、今回はうまく友達をつくることも出来て。
久しぶりに高校の勉強なんかやったら、まあ基礎は少しあるからすぐ覚えられるわけで(実際はそんなことないと思うけど)、勉強の成績はかなり良い。
そんなこんなでクラスの女子とも仲良くなり・・・・・・・・・・
って自分の妄想垂れ流すのってこんなに恥ずかしいんだ。もうやめて。
ともかく、そんなリア充高校生の妄想を二時間近く繰り広げたのだが。
結局、それでどんな終わりを迎えたかというと、
まあ、何も起こらなかったわけ。
そらそうでしょ。普通の高校生活なんてなにか起こるはずもなく…
あったって恋して可愛い彼女作っていい大学行ったって言うだけの話であって、
結局のところ、何のオチもない。
としたならば、実際本当にタイムリープ出来たとして、
なんにも幸せじゃあないんだよ。
僕が今不幸なのは
自分の人生に意味を見いだせていないから。
生きる価値を喪失してしまっているから。
使命を佩帯していないから。
目的を懷抱していないから。
タイムリープしたところで使命が発生するわけでも、意味を見いだせるわけでもない。
ただあの微温くも輝かしい空気を堪能したいがたためにタイムリープしたいと思うのであって、
二度目の卒業を迎えたら、また三度目の入学を望むことだろう。
そんなエンドレスエイトを繰り返していき、最後には文化祭に必要なダンボール集めのために無限サイクリングを行うことになるのだ・・・
◆無意味なことはつまらない
そう気づいてからは、もうタイムリープの妄想を行うことは辞めた。
あくまで「タイムリープの妄想は」であって、その他の妄想は尊厳を回復するためにその都度行っている。
確かに、ノスタルジアに浸りあの時に戻りたいと思うこともあるだろう。
しかし、本当に僕達がしたいのはそこじゃない。
甘い水を飲みたいという渇望は真の欲求じゃない。
僕がほしいのはたったひとつの…人生をかける価値のある使命だけなのだ・・・