天国へ行く為に。

天国は死ぬことと見つけたり。

人生って成長しなきゃいけないの?

死に起きです。

記事書く度に口調が敬語になったり険しくなったりするのは一旦置いておいて下さい。色々試しながらやっていこうと思っておりますので…

 

 

さて、僕は意識が低いです。

具体的に言うと、成長をする気が全くと言っていいほどありません。

 

なんで?とよく聞かれますが、逆になんで?って感じですよ。

成長は生半可な思いではすることが出来ません。大抵は苦しみを伴い、行動を伴い、気力体力の消費を伴います。

そんなことを、何故わざわざやるの?

 

 以前こんな記事を書きました。

言いたいことは、僕は虚無主義だということです。

どうせ死ぬのに、何故生きる?使命は?生きる意味は?

どこの本にもその答えは書いていないので、結局は自分が勝手に決めたことに従うしかない。

 

であれば、何故わざわざ苦しむ必要があろうか。

成長など放棄して、気楽に生きたほうが幸福に近づくのではないか。

 

こちらのサイトでは、そのようなことが詳しくかつ分かりやすく書かれています。

 

多分これから語る内容はこちらのサイトの何処かにかかれていると思うので、それも分かりやすくかかれていると思うので、この先を読む必要は無いかもしれませんが、

 

それでも書きます。

人生に成長は不可欠なのでしょうか。

 

 

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やりたいことがないということ

世の大人は子供に「自分のやりたいことを精一杯やれ」と言うが、やりたいことが見つからない人間にとってこれほど辛い言葉はない。

そもそも「子供はほっとけばやりたいこと勝手に見つけるだろう」という大人の怠慢が垣間見える一言でもある。

家庭は食事を提供するだけの場で、学校は学問を学ぶだけの場所。

人生において大事な考え方や精神というのは一体どこで学べば良いのやら。

 

僕も、間もなく大学を卒業するというのに未だに自分のやりたいことが見つかっていない人間である。

内定を得て意気揚々と社会に出て行く人間はみんなやりたいことを見つけているのだろう。

よくもまあ自己分析と企業研究がすんなり行くものだ。

僕はそれらをやっていくたび頭がこんがらがって何をすれば良いかわからなくなったというのに。

就活する前のほうが色々と定まっていたと思う。

 

 

 

◆会社=実業団

 

僕の中には 仕事=やりたいこと でなければならないという考えがあった。

それがなければ会社に失礼だと思ったし、僕自身活躍できる気がしなかったからだ。

 

会社は「スポーツの実業団」に例えると理解しやすい。

もし自分が選手として実業団に所属しているとしたら、まずのそのスポーツが好きでなくては話にならない。

嫌々そのスポーツを続けていても決して試合で勝つことは出来ないし、そもそも練習の時点で監督とかコーチとか先輩にボコボコにされることだろう。

 

だから僕は、正社員にはならなかった。

内定が取れなかったのだから、なれなかったと言ったほうが正しいのだろうか。

どの実業団のトライアウトにも合格することができなかった。

好きでもない種目のスポーツなのだから、受かるはずもない。

 

こうして、やりたいことがわからない無欲な役立たずになってしまったというわけだ。

オタクなら必ず経験のある『Post Anime Depression Syndrome』という病気とその患者の共通点

死に起きです。

意気揚々とMiitomoを始めたのに友人が誰一人やってないので全く面白くない。

 

 

さて、タイトルにも表記したPost Anime Depression Syndrome(ポストアニメディプレッションシンドロームを知っているだろうか。

PADSと略され、日本では主に「アニメ燃え尽き症候群」と呼ばれるものだ。

 

 

アニメ燃え尽き症候群

この名前からして、どういうものか察する事ができるのはやはりアニメ好きのオタクに多いことだろう。

 

そう、大好きだったアニメが終了した後に襲ってくる、あの虚無感である。

 

今まで一週間そのアニメを楽しみにしながら生きてきたのに、それが終わってしまう。

もう彼(女)らに会うことはない。会えたとして、いつになるかもわからない。

恋人を事故で亡くしたかの如く現実に絶望する…

それがPADSである。

 

「終わった!すっげぇ面白かったなぁ!」ではなく

「終わってしまった…これから何を支えに生きていけばいいんだ…」となる。

 

決して過言ではなく、本当にこういう状態になることはある。

実際、この現象についてはネットで多く語られている。

 

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あまりにも高校生に戻りたくてタイムリープする妄想を二時間位してたら当たり前の事に気づいた

死に起きです。

 

 

僕は妄想が大好きだ。

現実では歯の立たなかった相手を脳内でボコボコにするときは最高に気持ちが良い。

脳内物質がバンバン出ているのを感じる。

 

まあ結局、妄想なんて負け犬の娯楽なのだけど、その妄想の定番といえば…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そう、タイムリープ

 

 

画像の意味がわからない?

アトムハートの秘密で検索するんだ。このゲームのストーリーは素晴らしいぞ。

 

 

わかりづらい?じゃあこっちかな・・・

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時を遡る、というのは全人類の夢であると言っても過言ではないだろう。

タイムリープを話の軸にする物語も多いし。

 

 

そしてたいてい遡る先は、学生時代……主に高校時代である。

日常系に限らず、昨今のアニメの舞台が高校であることが本当に多い。

理由は話すまでもないだろうが、要は高校生は青春の全盛だからだ。

中小学生はもちろん、既にそれを経験したはずのいい大人でさえも、高校生という存在に夢を馳せる。

日本人にとって、高校は本当に大きな存在であることが分かる。

 

それは僕も例外でなく、やはり過ぎ去った高校生活に…悔いというか…ともかく戻りたいという気持ちは捨てきれていない。

所謂青春コンプレックスというやつなのだろう。

高校どころか大学でさえも一度も彼女の出来なかった僕にとって、青春という存在は都市伝説的なものになりつつある。

 

 

◆本題

そんなわけで、この前僕は本気でタイムリープする妄想をしたのだ。

本気で。確か二時間くらいかけたと思う。

その時は昼夜逆転生活のおかげでどうにも眠れず、頭にもノイズが入って無心にもなれなかったから、とにかく本気でも妄想してやろうと思ったのだ。

 

もう設定とか超適当。

朝起きたら高校生になってて、学校行ったらその日は高校一年の初登校日で、周りのみんなは俺は知ってるけどみんなからすれば初対面で、みんなすごく幼くて。

 

でまあ、実際の高校一年の俺は今に比べたらくっそダサくてまさに陰キャラ。

上手く話すことも出来なくて、空気の読めなさから周りから浮いていた。

今はそれからまだマシになったから、今回はうまく友達をつくることも出来て。

 

久しぶりに高校の勉強なんかやったら、まあ基礎は少しあるからすぐ覚えられるわけで(実際はそんなことないと思うけど)、勉強の成績はかなり良い。

そんなこんなでクラスの女子とも仲良くなり・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

って自分の妄想垂れ流すのってこんなに恥ずかしいんだ。もうやめて。

 

 

 

ともかく、そんなリア充高校生の妄想を二時間近く繰り広げたのだが。

結局、それでどんな終わりを迎えたかというと、

 

まあ、何も起こらなかったわけ。

そらそうでしょ。普通の高校生活なんてなにか起こるはずもなく…

あったって恋して可愛い彼女作っていい大学行ったって言うだけの話であって、

結局のところ、何のオチもない。

 

 

としたならば、実際本当にタイムリープ出来たとして、

なんにも幸せじゃあないんだよ。

 

 

 僕が今不幸なのは

自分の人生に意味を見いだせていないから。

生きる価値を喪失してしまっているから。

使命を佩帯していないから。

目的を懷抱していないから。

 

 

タイムリープしたところで使命が発生するわけでも、意味を見いだせるわけでもない。

ただあの微温くも輝かしい空気を堪能したいがたためにタイムリープしたいと思うのであって、

二度目の卒業を迎えたら、また三度目の入学を望むことだろう。

 

 

そんなエンドレスエイトを繰り返していき、最後には文化祭に必要なダンボール集めのために無限サイクリングを行うことになるのだ・・・

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◆無意味なことはつまらない

 

そう気づいてからは、もうタイムリープの妄想を行うことは辞めた。

あくまで「タイムリープの妄想は」であって、その他の妄想は尊厳を回復するためにその都度行っている。

 

 

確かに、ノスタルジアに浸りあの時に戻りたいと思うこともあるだろう。

しかし、本当に僕達がしたいのはそこじゃない。

甘い水を飲みたいという渇望は真の欲求じゃない。

 

僕がほしいのはたったひとつの…人生をかける価値のある使命だけなのだ・・・

いつか僕は友達を失うかもしれない

死に起きです。

 

いきなりですが、僕は魅力の無い人間です。 

go-to-heaven.hatenadiary.com

 

こちらで書いたように、僕には恋人がいません。できたことがありません。

それは人間としての魅力がないからです。

 

そしてこちらも書きましたが、僕には友人がいます。

親友の数を聞かれれば、3人と答えます。あちらは僕を親友とは思っていないかもしれませんが、僕は親友だと勝手に思っているような関係です。

 

正直、彼らのおかげで僕は生きていられると言っても過言ではない。

話したい時に連絡を取れば、都合をつけて話し相手になってくれる。それが僕にとっての救いです。

 

 

さて。話は少しそれますが、社会的交換理論という言葉はご存知でしょうか。

モテるマンガ第2回「すべての恋愛は金で解決する!」 | 渋谷/心療内科/ゆうメンタルクリニック 渋谷駅0分 渋谷駅・精神科・東京・カウンセリング

 

こちらのリンク先にてわかりやすく解説されていますが、つまるところ、人間同士の関係はお互いに利益を与え合っている関係だということです。

 

 

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もし相手が自分になんの利益も与えないなら、あなたは人間関係を築きをしないでしょう。

もし自分が相手になんの利益も与えないなら、相手は自分と縁を切ることでしょう。

 

結局人間関係は、自分に利益になるかどうかで決めているというわけですね。なんだか薄情な響きに聞こえますが、まあそんなものでしょう。

僕は大学生活において、人間は出来る限り損することを避け、得をすることならすかさず飛びつく生物だと身を持って学びました。

別にそれは悪いことではなく、当然の話。

ただ、誰かしら損をしなければならない状況になった時、真面目でいい子が仕方ないと損を請け負ってくれ、そして良いように使われることになるのは、ちょっと不本意な形ですね…

小学校の時だって、面倒な委員をやってくれたのは、いわゆる「いい子」だった。

 

すこし脱線しましたが、結局ボクが何を言いたいかというと

「僕は友達になんの利益も与えていないよな?」

ということです。

 

僕は能力がありません。人生経験も乏しいです。トーク力もなく、人を楽しませることが出来ません。

誰かと遊びに行けば「僕はなんて無愛想なのだろう。不快な思いさせてしまっただろうか」と考えます。

周りを見れば、僕より有能で光輝き面白い人間がごまんといるでしょう。

 

であれば、僕とわざわざ友人関係を維持する意味は果たしてあるのか?という話になります。

僕は上記の記事において、「魅力的でなくてもいいじゃないか」と書きましたが、

もしこの先同じ考えのまま生きていくとして、僕から友人が離れていく可能性を完全に無視できないことに気づいたのです。

 

正直に言います。それはヤバイ。

 恋人はいなくても死にませんが、僕は友人を失えば間違いなく死にます。生きている必要性がなくなるからです。

 

であれば、僕は今友人である彼らが離れていかないよう、魅力的な人間であることを目指さなくてはならないのではないか?という考えに至りました。

少し行動が変わるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・しかし

 

友人に対して利益を与えるとは、一体何をすればいいのだろうか・・・・

おそ松さんって屑なのになんであんな人気出てんの?

死に起きです。

 

おそ松さんが物凄く流行っています。

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主に、女オタクの人たちに人気ですね。

Twitterで半端無く二次創作の絵が流れてきて、全然アニメ見てないのに六男全員の名前を覚えてしまいました。

 

・・・・なんでこんな人気なんだろう。

 

人気っていうのはアニメ人気というより、キャラクター人気です。

ニートである彼らと付き合いたいとか、養いたいとか、そういう人たちを多く見かける。

多分この手の記事は他でいくらでも取り上げられてると思うんだけど・・・。

純粋に僕の想像する「モテる男」とおそ松さんって全然違すぎて、頭からクエスチョンマークが離れないのだ。

 

 

 

◆クズなのにモテてる

 

まあやっぱりここだよね・・・

今更いう必要もないかもしれませんが、おそ松さんらは親のすねをかじって生きるニートです。

それでいて昼間から酒を飲む。

ホント、まんまダメ男達の集団なのだけど、これがモテている(作品内じゃなくてリアル人気ね)。

 

こっちでもチョロっと書いたんですけど

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僕はモテる男って、「能力のある男」だと思ってたんです。

その記事にでてきた意識高いハーフ野郎も、それに賛同してくれました。

「能力ある男は、色んな経験してるから話も面白いし、一緒にいればこっちもいろんな経験ができてやはり面白い」と。

 

生物的に言えば、雌は強い子孫を残そうとします。

ならば当然、強い雄に惹かれる。それは生きていける能力…わかりやすいのはやはりお金ですね。

つまりニートでお金を全然稼いでないおそ松さんがモテる理由が全く見当たらんのですよ。

 

 

 

 

◆ダメ男ほどモテる?

 

と、思ってたんですが。

この前(2月10日)やっていたホンマでっかTVで面白い話を聞きました。

内容は、ダメ男が何故モテるのか。

正におそ松さんとぴったりの話です。

 

 

 

1.自分に自信がある女性ほどダメ男にひっかかる

 自分に自信がある女性は、「自分だったらダメ男を直してあげられる」と考えるようです。

多分高学歴で社会的にちゃんとした肩書を持っている女性なんかはそうなのではないでしょうか。

ということは、おそ松さん好きはエリート女性である確率がありますね…どうなんでしょう。

でも上記した「養ってあげたい」っていう気持ちと「直してあげたい」と言う気持ちはちょっとずれているような気もしますが。

 

 

2.ダメ男ほど生き生きしている

武田先生「僕が講演している時に見る『普通の人』ってのはね みんな死んでますよ」

死んでるて。でもなんとなく分かる気がしないでもない。

 

武田先生「借金とか浮気とか、本来ダメなんですよ?でもそれこそが命だからね」

多分、ダメ男って結構刺激的な人生送ってるんやろうなぁ。

能力の有る人間はいろんな経験をしてるけど、ダメ男も同じくいろんな経験をしてるってことなんだろうな。

 

でも思えば、おそ松さんってニートなのに、すっごい生き生きしてるよね。

まあアニメだから、結構刺激的な生活送ってるっていうのは確かに見て取れる。

多分実際のニートじゃダメだろうな。当たり前か。

 

 

3.依存状態は脳から快楽物質が出まくっている

ダメ男の典型はなにかに依存している男。

しかし依存状態は脳から快楽物質が出まくっているので、傍から見ると物凄く魅力的に見えるのだとか(錯覚)。

おそ松さんは薬物依存もアルコール依存もないかもしれないけど、親には依存してるよね。

その依存も同じことが言えるのかなぁ。

 

 

4.ギャップが大きい

堀井先生「人は、素敵な人かどうかギャップで判断する」

ギャップ萌えとかよく聞きますね。

ヤンキーがちょっといいことするとすごくいい人に見えたりとか。

弱いのに勇気のある無免ライダーとか。

 

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で、ダメ男は最初の印象が最悪なので、ちょっとでもいいことをするとめっちゃ男前に見えるというわけですね。

これもおそ松さんに当てはまる。

「あいつらニートでクズなんだけどいいところあるんだよ…」で人気になってるのか。

 

ちなみに見た目も収入も性格も普通の人…こういう人が一番結婚には向いているのに一番モテないんだってさ。

 もうわけわかんないですね…

 

 

5.ナルシスト・サイコパス・虚言癖の男がモテる

所謂バッドボーイの典型。

僕おそ松さん詳しく見てないので後者二つはよくわかりませんが、間違いなくナルシストはカラ松ですよね。

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もうキャラが痛いナルシストだし。

 

でも…これは僕の推測なのですけど、多分カラ松だけじゃなくて六男全員ナルシストじゃないか?

ニートであれだけ生き生きしていられるって、すごいよ。自分に相当自信がないと不安に押し潰されてしまうのが普通だと思う。

 

あと「ロマンチックなことを平気で言う男はナルシストの傾向がある」ってさ。

うん、もうカラ松だこれ。

 

 

 

 ◆

 

 

という感じでした。

ホンマでっかを見て思ったのは、モテる男は「出来るか出来ないか」じゃない。

「生き生きしているかどうか」ってことなんだ。

 

デキる男も、もちろんモテる。それはいろんな経験をして生き生きしているから。

ダメ男も、モテる。それも悪い経験とはいえいろんな経験をして、生き生きしているから。

 

ただこのダメ男って、DVとかメンヘラとか借金野郎とか、そういう悪者であって

ニートはまたダメ男とはちょっと違う気もするんだよね。

 

だって実際にニートって、刺激的な経験なんて出来るわけがないもの。

 

というわけで結論は、

おそ松さんはニートとか関係なしにみんな生き生きしてるから人気なのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・アニメキャラみんなそうだよ!!!!!!!

 

 

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

Who likes not his business, his business likes not him.

人生の意味を考えることが止まらない死に起きです。

 

まあこっちでもちょっと話したんですが

 

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もし僕が正社員なら、こんなに人生について考えるなんてしなかっただろうさ。

今まで…中学から高校に上がる時、高校から大学に上がる時、何も考えなかったからだ。

多分レールに乗ってるうちは、「本当にいいのか?」という疑念が過ぎらないのだろう。

これからは、「みんながそうしていた」というレールから外れ、社会的に愚かな道を歩くことになる。

 

さてじゃあ、どうして僕がこっちの道を選んだのか、まずそこから書くとしよう。

 

 

 

◆楽しくなければ負ける

 

僕は今まで部活で卓球、空手、バレーボールとやってきたが、僕はスポーツが嫌いなのだ。

毎日放課後の部活のことを考えると憂鬱で仕方がなかった。

なんとかサボる理由を探して、ろくに練習に身など入らなかった。

辞められるものなら辞めたかったが、道具を買うのに金を使ったので色々勿体無くて出来なかったというのと、僕よりも早く何人も辞めていったので今更後に引けなくなったということがある。

 

当然のごとく、技術など身につけられなかった。

 

大学でバレー部に入ってもそれは変わらず、どうにか楽しもうとも考えたがやはり心に根付いた怠惰という呪いはそう簡単には解くことは出来なかった。

それでも、辛いことを耐えれば精神的に成長できるし、きっとこれが正しいのだと自分に言い聞かせていた。

 

ある時、他大の選手と話す機会があった。

その子は大学からバレーボールを始め、上達のために地元のクラブチームに通っているという。

実は僕と全く同じ境遇だった。

僕も嫌だと思いながらも上手くなるためクラブチームに世話になっていた。

 

しかしその子のクラブチームは僕のところと違い、かなりガチらしい。

強豪大のOBもいるそうで、いつもどやされているという。

「それじゃあ、きっと辛いだろう」とその子を慰めてあげたのだけど

 

「いや、でもスゴイ楽しいんですよ!」

 

そう言った。

その時、僕は心の底から敗北感を味わったんだ。

バレーの技術とかそういう話じゃなく・・・

人生で勝てない。

魂で勝てない。

僕と彼の人間的価値、あるいは人生の価値を秤にかけた場合、間違いなく僕は空高くふっとばされるだろうと思った。

そしてバレーの技術でももちろん勝てなかった。

 

思い知らされた。

「僕が苦しんで苦しんでやることを、彼は笑顔のままサラリとやってのけるんだな。」

「多分俺はこのまま嫌なことを渋々やって生きていくとしたら、間違いなく一度も勝つことが出来ない人生になるだろう。」

これは僕が就活中の軸になった考えだった。

 

好きこそものの上手なれという諺は、英語だと

「 Who likes not his business, his business likes not him.(自分の仕事を好きじゃない者は、仕事からも愛されない)」

 

それならもう、自分が魅力的な仕事だと思わなければそこに行く必要などまるで無いではないか。

 

 

 

 

 

 

そう考えた結果、今に至る。

 

「仕事やり始めれば、やっていくうちに好きになるよ!」

という人もいるだろう。

だがそもそも面接の時点で笑顔で「めっちゃその仕事したいです!」って(思ってなくても)言える人じゃなきゃ入れないんだからどうしようもない。

 

そして大学のバレー部の先輩は二人既に辞めたということを昨日知った。

 

正社員になったって安心することは出来ねぇな・・・